今月のエッセイ
『なぜ猫年はないのか』外岡麗
新年あけましておめでとうございます。
外岡麗です。
本年は卯年ですね。
会員の皆様の中にうさぎを飼っている方はいらっしゃい
ますでしょうか?
うさぎは見た目も可愛く、人にも懐く為近年飼い始める
方も増えたように感じます。
犬や猫は更に多くの方に飼われていますが、「戌年があ
り猫年が無いのは何故だろう」と皆様も一度は考えた事
があるのではないでしょうか?
猫が干支から外れてしまった理由として最も有名なのは、
「ネズミに嘘をつかれ騙されたから。」という理由でし
ょう。
しかしこの理由では何となく納得がいかず、個人的に気
になったので調べてみました。
そもそも干支の起源は中国にあります。
干支という概念が生まれた当時の中国では、今の私達に
馴染みのある飼い猫は居ませんでした。
その代わりにトラは昔から存在していたそうです。
トラは猛獣ですので、強く恐ろしい動物として人々から
神格化されていたと考えられます。
その為干支には猫ではなく、代わりにトラが選ばれたの
ではないでしょうか?
飼い猫の文化はエジプトが起源になっており、そこから
他国へ輸入され広まっていった文化だそうです。
猫愛好家にとっては猫年が無いのは残念ですが、トラも
猫科ですので、寅年を猫年と捉えても良いのではないで
しょうか?
トラも大きい猫ちゃんですよね。
皆様本年も何卒よろしくお願いいたします。
寒い日が続きますので、お体にお気を付けてお過ごし下
さい。
