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今月のエッセイ

『ハイキングコース』若松 篤志



コロナ禍に加えウクライナロシア戦争で
多少気が滅入っている今日この頃なんですが
絵を描き続けるにしても健康が大切ですよねと言う事で
去年の7月から運動不足解消と健康維持を兼ねて
古い絵描き友達と共に月に1、2回ハイキングコースの
山の中を長距離歩く様になりました。

ハイキングコースの途中のお寺や神社を訪れ
その寺社が開かれた歴史的背景を知ったり、
境内の建造物を見て、木の組み方や構造に感心したり
屋根瓦のなだらかな勾配に美しさを感じたり
建造年が相当古い事に驚いたり
江戸期迄の石垣と明治以後の見た目余り綺麗でない石積みの違いも見れたり
道中で目に入る物全てが面白くて楽しいです。

山間の道を歩いていると草木、花、鳥、虫に菌類
本当にあらゆる全ての物か連鎖して生きてるんだなと深く感じ取れます。

これからも、あちこちのハイキングコースを歩いて
自然や歴史を楽しみながら末長く絵を描ける体づくりのために
マイペースで歩いていきます。