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今月のエッセイ

『続・萌獣』ウザワジュンヤ



  『続・萌獣』  前回のエッセイで『萌獣:もえじゅう』のことを書かせていただきました。 萌獣
今回も新しい『萌獣』が誕生したので紹介いたします。
 今年2019年の干支「亥」にちなみ、ウリを身につけた「ウリ坊」です。
シンプルにわかりやすい『萌獣』を描いたつもりだったのですが、SNSに投稿したところ 「きゅうりのイノシシですね!」と言われ軽くショックでした…。
イノシシの赤ん坊のことを「ウリ坊」ということを知らない方だったようです (体形や毛色がギンマクワウリに似ているところからウリ坊と呼ぶようです)。
もちろん年賀状はこのデザインのものをお送りしました。
次からは鳥の『萌獣』が続きます。

 私の中では今、鳥ブームが起きていて、2年前の酉年の時なら良かったのに…と思っています。
そんな『鳥萌獣』の1羽目は「しんめとり(真目鳥)」です。
名前の由来は、左右対称のシンメトリーから来ていて、見た目の通りシンメトリーなデザインなんです。
漢字表記の「真目鳥」も左右対称の漢字「真」と「目」を当て字としました。
このしんめとり、なかなかナイスなアイデアだと思ったのですが、デジタル作品なら簡単ですがアナログの手描きの絵だと難しいことがわかり、 今後はあまり誕生しないかもしれません…。
 2羽目は「はっとり(八鳥)」です。
「ハット(Hat:帽子)」を身につけた鳥、見た目そのまんまです。
漢字表記の「八鳥」はパソコンで変換したらそれっぽい漢字が出たのでそれにしています。
  3羽目は「げきぶとり」です。
これもそのまんまなのですが、あまり太っていませんね…。
4羽目以降もいろいろあるのですが。
 このエッセイ1ヶ月締め切りが早まってしまったので、その作品が間に合いませんでした。。。 紹介できず残念です…。
そして、これら今年(2019年)に描かれた作品全部が、3月1日(金)〜3月17日(日)
川﨑利昭会員の企画/主催の展覧会「ボクらのもり展2」に展示販売されます。
ご興味いただけたら、ご来場してくださると幸いです。


しんめとり:シマエナガ

しんめとり:白文鳥

はっとり:シマエナガ

ウリ坊

げきぶとり:シマエナガ