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今月のエッセイ

『時の際』浅井新太






夕刻のひと時に白ねこが土手を横切っていきました。
しなやかに、そして周りを見極めるように通り過ぎていきました。
その姿は、強い風に雨にひれ伏しながらも、決して屈しない強さを感じました。

日々の流れの中で、自分で何かを見つけ、選びながら過ごす時間。
そんな時の流れの境目を見つめてみたいと思いました。

何気ない日常が一番素敵と思えた
そんなひと時です。