
学術画・資料画を描くことからこの世界に入ったので、その後も百科事典の図や動物図鑑の原図などを描いてきました。水に関係した動物が専門なので、分類学的には下等動物まで含むが、描いてみるとこれらナイーブなものたちは、その形・機能・生き方に生物としての根源的な姿を示していて興味をそそられる。標本画を描く一方で現代絵画も描いていて、モダアート展に出品してきたが、近年はテーマに存在・生命・進化などを扱っていて、これら下等動物から形を借りることが多い。正に正反対といってよい様な仕事をもう50年も続けてきて、ようやくここ数年で二つが合体したと思っている。