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今月のエッセイ

2013.5.1 『クレマチスの魅力』クーレック由佳里


                                          

クーレック由佳里作品   


5月と言えば薔薇の季節ですね。
華やかに咲き乱れる薔薇はとても魅力的です。が、その薔薇の脇役を支える植物たちも
大切なのです。
スイートピーやハニーサックル、アイビーなど。ツルものも多種多様。
中でも咲いているツル薔薇に絡ませて美しく映えるのが種類も豊富なクレマチスです。
パーゴラやフェンス、アーチなどに花色、花形を考えながら組み合わせて咲かせるのも
楽しみの一つです。
クレマチス、デュランディーはインテグリフォリア系、花径8~9㎝、草丈1~1.5m
花期は5月から9月と長く、四季咲きのツル薔薇との組み合わせは抜群の相性です。
花色も咲き始めは濃い紫色で、咲きすすむにつれて青紫色に変化するのが魅力です。
組み合わせるとしたら薔薇は(四季咲きではないですが)花径が比較的小ぶりなサマースノー
あたりが爽やかでしょうか。
どちらも群れて咲くので花期が合えば華やかさの中にも落ち着きがあり最高の組み合わせでしょう。
クレマチスは薔薇ほど虫もつかないし病気にも強いので安心して育てられます。
花が終わったら強剪定すれば、あっという間に成長して花が咲くので毎日庭に出て眺めるのも
楽しみですね。
私の描いたこのクレマチス、デュランディーはそんな魅力いっぱいのお花なのです。
いつか、大きなアーチにクレマチスと薔薇の協演~♪実現させてみたいものです。