理科美トップ >  今月のエッセイ

今月のエッセイ

『思いつくままに』大西將美



 エッセイと仕事の締め切りが重なり困った。
そこで、日頃から感じていたものを少し書いてみることにした。
 仕事柄、古い機械を描くことが多いので写真や映像も過去のものを見る機会が多い。
そうした中で、昔の国産自動車を修理や補修をして大切に乗っている人たちがいると知った。
昔のスカイラインやフェアレディ―Zなどはアメリカでも愛好家の間では人気があり、価格もそれなりに高くなっていると聞く。
BS放送でもそのような番組があり必ず見ているし、時間が取れないときは録画をしている。
そういえば昨日は、駐車場に停めてあるフォルクスワーゲン・タイプ 2 キャブオーバー型ワンボックスはツートンカラーにたぶんレストアされ、きれいに磨かれていた。
ここまで手をかけ大切にされているのはやはり素晴らしいと感激した。
 自動車愛好家で 30~50 歳代の中には、日本のモータリゼーション開花期から円熟期あたりの日本車を手に入れて、メンテナンスやレストアをする人が増えていると聞く。
もちろんこれにはそれなりに経済的にも時間的にも余裕がなければと想像する。
車を手に入れ修理のための整備士を探すことや、部品の調達などはインターネットでも調べることはできるが、やはり人と人の繋がりが大きいようだ。
私よりも少し若い世代の方が、若い時から一台の車を大切に乗り続けているのには頭が下がる。
 この夏横浜にある菩提寺にお盆の墓参りをした帰り道、大黒パーキングエリアで休憩をとった。
大黒パーキングは、きれいにレストアかカスタマイズした旧年代のアメリカ車などが多く集まることで有名だ。
今回もたくさんの車が集まって来ていた。
アメリカの車が多い中には日本車も増えていて、その中にピカピカに磨かれたタクシー仕様のクラウンの一団には思わず大笑いをしたが、感服もした。
 余談だが、昭和 30 年代を映画化する時に出てくる家電製品や、自家用車がなぜだか薄汚れているのにはがっかりする。
30 年代当時は新品です。
美術係のスタッフさん、勘違いをしているのではないかなと思う。